2020/04/05
忘れもしない、今日はHさんのお誕生日。
腕の痛みはどうだろうか。補聴器ちゃんと使えてるのか。目のしょぼしょぼは解決しただろうか。
何を言ってももう遅い。もう二度とHさんに会えることはないのだ…。
自ら選んで組織を抜けるとは、こういうことなのだ。
去る者はいつも孤独よのぅ…
去られる方もさぞ辛かろうが、去る側には去らねばならぬそれなりののっぴきならぬ事情がある。
私の言語が理解され得る場であったなら、ひとり虚しく去らずに済んだに違いない。
何より私の言語が通じなかったのだから仕方ない。
今さら誰を責められようか。もう一度会いたい、いや、これからもずっと一緒にやっていきたかった人は少なくない。
大事な人をごっそり失ってしまった。
だがそれは悔やんでも仕方ない。
もはや私の人生とあの組織の羅針盤はすっかり違うところを指すようになってしまったのだから。自分の羅針盤を常に誤魔化してはこれからはもう立ち行かない時代がやって来ようとしているのだから。
自分に本当に課されている課題に真摯に向き合っていくだけだ。
自分よ!これからのおまえは組織人のひとりでなく、ひとりの人間たれ!
組織の保身のため自分を殺し続けるのはもうたくさんなのだから。
人を生かし自分も生きよ!